人気ブログランキング | 話題のタグを見る

リッキー闘病記(追憶:6) 一緒にいられる喜び

某SNSから転記

【7月20日の日記】



みなさん、こんにちは。

コメントやメッセージを読んで、元気をもらったり励まされたり
また、涙したり・・・。

本当に、本当にありがとう。

それぞれの方にお返事しなければと思うのですが、
ここでご報告がてらお返事させていただきます。
どうか、失礼をお許しください。

リッキーは、金曜日の夜、5週間ぶりに家に帰ってきました。
先生に家に帰らせたいと伝えると、先生もその考えには賛成してくれました。
ここ最近の検査の結果も思わしくなく、
回復する見込みは残念ながら薄いでしょうということでした。

私はその話を冷静に受け止めました。
自分の中で覚悟を決めていたからだとおもいます。
なによりも、リッキーを家に連れて帰れる喜びのほうが強かったです。

退院前に、壊死してしまった足の処置法を教えてもらうことになりました。
スタッフの人は「見たらショックかもしれない。」と言いました。
私は覚悟して見ました。
本当にかわいそうです、リッキーはこんなになっても頑張って
必死に生きている。
スタッフが言うには、足の感覚はないでしょうとのことでした。

痛々しい姿を見て、チチは泣きました。

私は、リッキーの痛々しい姿を見ても、一緒に帰れる喜びのほうが
強かったです。

そして、これからは私が守る! そう心に決めました。

キャリーバックが診察室に運ばれると、自分からバックに入ったリッキー。
お家に帰れるってわかったんだろうな。

家に着いて、リッキーが真っ先にしたことは
爪とぎ。
どこにそんな力が残っていたのかと思うほどの勢いで
ガシャガシャ爪をといでいました。
そのあとはベッドに上って、私のタオルケットに潜り込みました。
それから数時間はず~っとタオルケットに包りながら寝ていました。
きっと、安心したんだと思います。

しかし、数時間後、リッキーが慌てた様子でタオルケットから飛び出して
きました。
始めは何が起きたのかわからなかったのですが、
すぐにわかりました。

失禁・・・。

タオルケットもベッドパット(っていうんだっけ?)もシーツにも地図が。
翌朝と昼にも失禁。

トイレシーツを買ってきて、ベッド一面に敷き詰めました。
しかし、その後は時間を見てトイレに連れて行ったり、
リッキーがちょっとそわそわしだしたらトイレに連れていくことで
ベッドに地図が描かれることはなくなりました。
今は自分でトイレにも行けます。


リッキーはほとんど、ベッドで寝ています。
そして、私も時間が許す限り添い寝しています。

状態は決していいとは言えません。
息が止まっていないか心配になって、何度も呼吸を確かめます。

残された時間を、私はできるだけリッキーのそばで過ごしたいと思います。

リッキー闘病記(追憶:6) 一緒にいられる喜び_f0073303_22535472.jpg

リッキー闘病記(追憶:6) 一緒にいられる喜び_f0073303_2312198.jpg

by ricky-momi | 2008-11-11 23:15 | リッキー闘病記

<< リッキー闘病記(追憶:7) リ... リッキー闘病記(追憶:5) 決断の時 >>